『正しい悩み方』に導くカウンセラーの菅原です♪
2019年4月1日より「労働時間等見直しガイドライン」の変更によって、産業カウンセラーとして思う『働き方』について考えてみたいと思います。
フリーランスとなってからは特に、たくさんの企業さんと関わらせていただいていますが、ほとんどの企業さんが抱えるお悩みは・・・
長時間労働が多い
業務量は増えるけど、残業を禁止される
残業禁止のため、就業時間前から出勤をしないと仕事が終わらない

などで、疲れがとれないまま出勤をしているためミスも多く、日々とにかく疲れている。。。
そんな声を聴くことがとても多く感じます。
一昔前には、『24時間働けますか』というCMがあったように日本人は働くことが好きなので、仕事と休みのバランスを考えることがなかったのかもしれません。
また、日本人の労働観について、『働く』ことはもちろん生活のためである部分もありますが、同時に世のため人のためとなる『社会貢献』をするために『労働』をしているように感じることがあります。
社会貢献として働いているため、仕事を中途半端な状態で帰るわけにもいかない、と考えて就業時間前から出勤して、仕事を終わらせてから帰ることになっているのかもしれません。

もしも、自分が望んで好きな仕事であれば、無理が利いてしまって、働き続けようとしてしまうかもしれません。
しかし、いくら好物でもお腹がいっぱいで苦しくなったあとにも食べ続けたら、好物でも苦行に感じるように、好きな仕事も苦しさを無視して働き続けてしまうと、その仕事を嫌いになってしまう可能性もあります。
私も実際に働くことは大好きです。
カウンセラーの仕事も大好きです。
最初は、一日に何人もカウンセリングをして、自分のスキルも高めて人の役に立ちたいと考えてもいました。
しかし、無理をして働く皆さんを見ていく中で、必要なのは『働き方』よりも『休み方』改革なのではないか、と感じます。
自分がより高いスキルでカウンセリングをするために、心をフラットにしてカウンセリングを行うために、仕事と休みのバランスがとれていることが重要だと感じています。

日本がヨーロッパ諸国のように休みと仕事のバランスがとれにくいのが、こうした日本人の労働観があるとしたなら、世のため人のための社会貢献をしていることをひとりひとりが感じられる「働き方」こそが必要なのでは?と思っています。
誇りを持って、自分らしく働くことができる日が訪れると良いなぁと思っています!